東京都の代表的な高級住宅地・港区にあって、乃木坂という地はどこか変わっている。
もともとは「幽霊坂」と呼ばれていた地域が、区議会の改名によって「乃木坂」と呼ばれるようになったのだが、現在でも正式に「乃木坂○丁目」と名のつく地名は存在しない。
乃木坂陸橋交差点や乃木坂駅周辺の地域に、乃木坂の名を冠する施設などが見られる程度のようだ。

一般的に青山や赤坂といえば華やかなイメージを持たれがちだが、その中で乃木坂という地域は概ね、純朴な住宅街といえる。
しかしながらザ・リッツカールトン東京とはじめとする東京ミッドタウンも乃木坂の一部とされるなど、なかなか謎に包まれた地域なのではないだろうか。

AKB48の“公式ライバル”として結成された乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」は、衣装・振付・曲調はどこか懐かしい純朴な雰囲気を醸し出しながら、歌詞では「男が知らない女の子の秘密、男子禁制の場所」という、男どもの妄想を膨らませる内容となっている。ある意味、乃木坂らしい。

三菱地所プロデュースの「乃木坂パークハウス」は、そんな地域に建設された高級分譲マンションとして装備も完璧。コンシェルジュをはじめ、クリーニングの手配、宅急便の発送、シューズリペアの取次、家事支援手配など、戦う男たちとその家庭にとってはありがたいサービスを備えている。

こうしたサービスの中で、ひときわ目立っているのは「リネン(貸し布団)サービス」だ。
ホテルや病院などで利用する浴衣・シーツ・タオルや、テーブルクロス・おしぼりなどまで各種繊維製品の貸し出しを行なう「リネンサプライ」という職種をご存知だろうか。
たとえば病院で、貸し出した末に再利用できない繊維製品のメンテナンス・クリーニングを、ホテルや病院ではなく外部の企業が担当し、常に清潔なベッドや衣服を提供し続けられる利点と、福祉的側面も併せ持つサービスのことを指す。
当然、カーテンもリネンサプライに含まれる。それが「ぐるぐる」かはさておき。

高級賃貸マンションであれば、ラウンジをはじめとしてお客様を招く機会も多くなる。時が経つのを忘れ、夜がふけてきたとしても、気軽に布団のレンタルを依頼できる環境はありがたい。それこそ46名のお客さんがやってきても大丈夫だろう。

特に女性は、友達を自宅に招きたくなるものだが、前述の「ぐるぐるカーテン」の歌詞をよーく考えてみよう。
女性は、男にとって永遠に謎めいた存在であるからこそ美しい。知らないほうが幸せでいられることもある。

男なら、黙って家族と一緒に乃木坂パークハウス、、、ではない。乃木坂パークハウスに住んで、あとは黙っておけ。

 

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