東京都あるいは東京都近郊の各地で進む「再開発」。そもそも「再開発」とは何のために行なわれているのだろうか。

東京は人口が集中しすぎた。しかも、住宅地はごくごく限られている。地価も高騰し、最終的に人々は東京で働くために、郊外に住むことを選ぶことになった。
そこで都内ほか首都圏の各駅前を再開発……住居と、生活に必要なショッピングモールや公園、病院、学校などをひとまとめにした新たなタウンを形成しようとしたのだ。
都内や都内近郊の各地で住みやすい環境を作る。しかもそんな再開発タウンが各駅に存在することによって、一部の地域への人口集中が避けられ、行政区域の不均衡も是正されればありがたい。
何事もメリットとデメリットがある。

ということで、基本的に高級賃貸マンションを選ぶうえで、周辺環境は重要なエレメント。マンション内の設備はもちろんのこと、地域的に見ても「住みやすい」かどうかを考える必要があるだろう。

では、品川区の再開発地域、駅でいえば大崎駅や五反田駅にほど近い「パークタワーグランスカイ」はどのような物件なのか。
同地区の再開発のランドマークタワーとして建設された「パークタワー グランスカイ」は地上44階建て。これだけの高層タワーマンションも、なかなかない。

生活環境としては、以前に「品川区に住むって?」というテーマの回で書いたとおり、品川区は教育に力を入れている地域だ。保育園の充実も進めており、全国でも珍しい区立の「小中一貫教育校」が存在するのだが、なんと「パークタワー グランスカイ」は公立校初の小中一貫校「日野学園」に隣接している。

日野学園の併合学校、区立日野中学校の出身著名人としては、泉ピン子とSPEEDの4人が挙げられている。あまりに振り幅が広すぎではあるけれど、そんな日野学園の校訓を紹介したい。

つかれたという言葉は その人をつかれさせ
もうだめだという気持ちは その人をだめにする
瞬間だけに生きその余韻に満足することは 停滞のはじまりである
くずれたあたたかみで 心をうめつくすな
常にひとすじの意志をもとう すきとおった心をもとう

これが会社でも宗教でもなく、小中一貫校の校訓である。しかも、私立ではなく公立校の校訓……つまりこれは日野学園に限ったことでもなく、品川区が示す教育の在り方を表現しているともいえるだろう。

確かに、大人は「疲れた」なんて言葉をよく口にする。反対に最近のバブル賛美的な雰囲気も「瞬間だけに生き」ている気がしないでもない。
そんな大人の背中を見て、子供たちは育つ。品川区は子供たちではなく、我々のような大人に訴えかけているのだろう。

男なら品川区「パークタワー グランスカイ」に住んで、真っ直ぐ前に進もうぜ。

 

Comments are closed.

© 2011 高級賃貸情報局