2004年9月、秋葉原にオープンした高級分譲マンション「東京タイムズタワー」
この時、斜め向かいにあるドン・キホーテ秋葉原店も時を同じくして開業されたが、誰がこのドン・キホーテの8階から、後に多くのスターを輩出することになると思っていただろうか。

言うまでもなく、秋葉原といえば東京最大の電気街として発展してきた。池袋にはビッグカメラ、新宿にもヨドバシカメラがありながら、なぜ秋葉原がナンバーワンの地位を獲得できたのか。
それは電気関連の商店が多いという理由だけではない。もともと秋葉原の電気街で売られていたのはジャンク品――戦後、物不足に陥った日本の電子・電気生活を支えてきた街であったからこそ、高度経済成長期に家電販売店が建設されていくという、日本経済の歴史をそのまま表している街でもあったのだ。

ゆえに、秋葉原の最大の特徴は「訪れやすさ」といえる。街には畏まった雰囲気も見受けられず、電気街だけでなく庶民の味の代表格カレーの名店なども多い。
アマチュア無線、パソコン、漫画、ゲーム、アイドルなどの庶民文化発展の場として、訪れやすい街・秋葉原が選ばれたのは偶然ではないはずだ。

現在はつくばエクスプレス、ヨドバシカメラAkiba、秋葉原UDXの開業により、秋葉原も新たな文化タウンとへと変貌しつつあるが、そんな中でもAKB CAFEを始めとするアイドル・オタク文化は衰えを知らない。

しかし、秋葉原に住んでいるのがオタクやオタク向け店舗のスタッフかといえば、決してそうでもないらしい。とあるアンケートによれば、オタク絡みの8割ほどは「秋葉原に住みたくない」と答えているという。
実は、これは「住みたくない」という以上に、「住めない」というほうが現実的だ。
何より秋葉原は各ビジネス街(そもそも秋葉原も電気街の外は大ビジネスだが)へのアクセスもいいために、地価も家賃も高騰している。つまり、金銭的に苦しい生活を送る若者にとっては「訪れやすい街」ではあっても、「住みやすい街」ではないということ。

そこに地上40階の超高層分譲賃貸タワーマンション「東京タイムズタワー」だ。カンファレンスルーム(会議室)も備えられているので、打ち合わせにアイドルカフェやメイド喫茶を使う必要もない。部屋内での楽器演奏もOKということで、友人とバンドを組んでGIVE ME FIVEも可能だ。

地上40階建てのマンションから8階建てのドン・キホーテを見下ろせば、その瞬間にあなたは秋葉原の支配者……いや、ご主人様になれるだろう。

 

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